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遺品整理と生前整理の違いは?生前整理のメリットや取り組み方を解説

生前整理用のエンディングノート

遺品整理と生前整理は、どちらも身の回りを整理する点では同じですが、目的や実施する時期が異なります。遺品整理は、故人の遺品を整理する作業であり、本人以外が行う行為です。そのため、自分の意思で所持品を整理したい場合は、生前に済ませておく必要があります。この記事では、遺品整理と生前整理の具体的な違いや、生前整理の重要性について詳しく解説します。

この記事を読むための時間:3分

遺品整理と生前整理の違いは?

「遺品整理」と「生前整理」の違いを明確にしておきましょう。

  • 遺品整理とは
  • 生前整理とは

それぞれ詳しく解説します。

遺品整理とは

遺品整理とは、故人が亡くなった後に遺された物品を、家族や遺族が故人の思い出を大切にしながら整理し、処分する作業のことです。また、物品以外に、財産の分配やデジタルデータの整理を行うことも含まれます。遺品整理は、感情的にも負担が大きく、時間や手間がかかってしまうことが難点です。

生前整理とは

一方、生前整理とは、生きているうちに身の回りを整理することです。40〜50代で整理を始める方が多く、遺品整理の負担を軽減する目的があります。生前整理は、将来の負担を軽減するための大切な準備であり、必要・不要なものを見極めることで生活の質を高める行動です。体力や気力がある時期から少しずつ始めることによって、得られるメリットも大きくなります。

生前整理にはメリットが多い

生前整理を行うことには、3つのメリットがあります。

  • 身内の遺品整理の手間を軽減できる
  • 相続トラブルを防げる
  • 身の回りがすっきりして心の整理になる

それぞれ詳しく解説します。

身内の遺品整理の手間を軽減できる

生前整理を行うことで、身内が遺品を整理する手間を大幅に軽減できます。整理が難しい場合でも、生前の本人が整理を進めておけば、家族や遺族が負担を抱えることなく、遺品整理をスムーズに進めることができるのです。

相続トラブルを防げる

生前に必要な情報をまとめておくことにより、相続時のトラブルを予防できます。遺品整理の際に、遺族間で争うケースは決して少なくありません。本人自ら整理を行うことで、遺産分割や財産の処分に関する混乱を避けられるため、意思表示のできる形で残しておくのがおすすめです。

身の回りがすっきりして心の整理になる

自分の生前整理を進めることで、身の回りが整理され、心の整理もできる効果があります。整理された環境は心理的な安定感を与え、生活の質を向上させます。また、身辺整理や思い出の品で過去を振り返ることにより、今後の生き方についても、これまで以上に向き合いやすくなるでしょう。

生前整理に取り組む際の注意点

生前整理に取り組む際は、以下の点に注意が必要です。

  • 整理する時間を決めて無理なく進める
  • 体力などの負担が大きい場合は1人で行わない

それぞれ詳しく解説します。

整理する時間を決めて無理なく進める

生前整理を行う際、まずは整理する時間を明確に決めることが重要です。一度に多くの作業を詰め込んでしまうと、身体的に負担が大きくなります。日常生活を送りながら、余裕を持って整理作業を進めることで、ストレスなく効果的に進めることができます。

体力などの負担が大きい場合は1人で行わない

生前整理は、物品の移動や処分作業などで体力を要する場面が多いです。特に、高齢者や体の不自由な方は、1人で作業を進めることに対し、怪我などのリスクを伴います。身近な家族や専門の整理業者と協力しながら作業を進め、安全かつ効率的な生前整理を行いましょう。

生前整理や遺品整理は負担の少ない方法を選ぼう

生前整理や遺品整理は、負担の少ない方法を選ぶことが大切です。特に、高齢者や体力に不安のある方が生前整理を行う場合は、家族や専門の業者と協力して、安全に作業を進めていきましょう。また、自身で作業をするときは、一度で終わらせようとせず、ペースを決めて進めることがポイントです。身体的な負担を最小限に抑えつつ、大切な物品や思い出を適切に整理していきましょう。


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