遺品整理を自分で行うときのコツとは?スムーズに進める方法を紹介!
遺品整理を自分で行う際、どこから手をつけていいのか迷う方は多いでしょう。遺品整理は心身ともに大変な作業ですが、正しい方法を知っていればスムーズに進められます。本記事では、遺品整理を自分で行う際のコツを詳しく紹介します。進める際の具体的な手順についてもお伝えするので、遺品整理を行う際の参考にしてみてください。
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遺品整理を自分でやるコツ
遺品整理を自分でやるコツは次の3つです。
- スケジュールを立てる
- 遺言書やエンディングノートを確認する
- 家族や親族と話し合っておく
スケジュールを立てる
遺品整理を自分で行う際には、詳細なスケジュールを立てることが重要です。なかには、期限が決められている手続きもあるため、計画的に進めなくてはいけません。状況によって必要な手続きは次のようなものです。
相続放棄の申請期限 |
亡くなってから3ヶ月以内 |
相続税の申告期限 |
亡くなってから10ヶ月以内 |
このほかにも、賃貸住宅の退去期限や死亡保険の請求期限などがあるため、スケジュールを組む前に必要な手続きの期限を確認しましょう。その後、期限のある手続きを考慮しながら、ほかの作業を行う順番を決めていきます。作業ごとに必要な時間を見積もり、無理のない計画を立てていきましょう。一般的に、遺品整理では次のような作業を行います。
- 遺品の仕分け
- 不用品の分別・処分
- 整理整頓・掃除
必要な作業と時間を見積ったら、作業ごとの役割分担を決めるとよりスムーズに進められます。また、一度に行うのは難しいため、余裕をもったスケジュールで組んでおいたほうが賢明です。
遺言書やエンディングノートを確認する
遺品整理を始める前には、遺言書やエンディングノートを確認することが大切です。これらには、故人がどのように遺品を処分してほしいか、特定の遺品を誰に渡すかなどの意思が記載されていることがあります。事前に確認することで、遺族間のトラブルを避け、故人の思いを尊重できるでしょう。また、重要な書類や貴重品の所在が記されている場合もあるため、遺品整理をスムーズに進める助けになります。
家族や親族と話し合っておく
遺品整理を行う前には、家族や親族と充分に話し合っておくことが重要です。相談せずに個人の独断で進めてしまうと、後々トラブルになってしまうおそれがあります。また、協力を依頼することで作業の負担を軽減し、効率的に進められるでしょう。
遺品整理をスムーズに進める具体的な方法
遺品整理をスムーズに進める具体的な手順は次の通りです。
- 必要な物を用意する
- 遺品を仕分ける
- 不用品を分別する
- 掃除する
必要な物を用意する
まずは、遺品整理で必要な物を用意しておくことから始めましょう。段ボールやゴミ袋、マーカーや手袋、掃除用具などを準備します。必要に応じて大型家具運搬用の道具や、専門業者に依頼するための連絡先などを調べておくといいでしょう。
遺品を仕分ける
次に遺品を必要なものとそうでないものに仕分けていきます。家族や親族と話し合いながらリストを作成していくと、後々トラブルになりません。残しておかなければいけないものは、次のようなものです。
- 通帳
- 印鑑
- 現金
- 権利書関係
- 保険関係
- 身分証明書
- 宝飾品
- 思い出の品
特に書類関係は、さまざまな手続きで必要となります。誤って捨ててしまうことのないように充分注意してください。大切なものかどうかを決められない場合は、一旦保留としてまとめておくといいでしょう。
不用品を分別する
遺品を仕分けた後は、不用品を分別する作業に移ります。リサイクル可能な物、リサイクル不可能な物、大型ゴミ、一般ゴミに分類しましょう。リサイクル可能な物は譲渡したり、不用品買取店に買い取ってもらったりするのがおすすめです。また大型ゴミは、自治体の回収サービスの利用や不用品回収業者への依頼など、適切な方法で処分しましょう。
掃除する
遺品整理が終わったら、部屋をきれいに掃除します。全てのゴミを回収し、家具や家電を元の位置に戻します。残しておく物は整理整頓し、床や壁、窓などの掃除も忘れずに行いましょう。
コツを押さえて自分で遺品整理を進めましょう
自分で遺品整理を行う際は、事前に家族や親族と話し合い、スケジュールを組んで進めていく必要があります。無理のないスケジュールを組み、遺品整理を進めていきましょう。