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遺品整理で現金が出てきたらどうする?トラブル防止策も紹介!

遺品整理で出てきた現金

遺品整理中に現金が出てくることは珍しくありません。しかし、現金が見つかった場合は適切に対処しないと、トラブルの原因になります。そこで本記事では、遺品整理中に現金が見つかった場合の適切な対処法を詳しく解説します。遺品整理でトラブルとならないため、本記事を参考に適切な方法で対処してください。

この記事を読むための時間:3分

遺品整理で現金が出てきやすい場所

遺品整理中に現金が見つかりやすいのは、次のような場所です。

  • 衣類のポケットやバッグの中
  • タンスの引き出し
  • 古い本やアルバムの間
  • 机や引き出しの奥
  • 非常用持ち出し袋
  • 神棚や仏壇

遺品整理の際は、故人がよく使っていたものや、部屋の隅々までチェックし、現金を見落とさないようにしましょう

遺品整理で現金が見つかったときの対処法

遺品整理で見つかった現金は遺産となるため、適切に対処しないとトラブルになってしまいます。遺品整理で現金が見つかったときは、次のように対処しましょう。

  • 遺産目録をつける
  • 遺産分割協議を行う
  • 相続税を支払う

遺産目録をつける

遺品整理で現金が見つかった場合、まずは遺産目録を作成しましょう。遺産目録とは、故人が残した全ての財産をリスト化したもので、現金も正確に記載します。遺産目録があることで、相続人全員が遺産の全体像を把握でき、トラブルを防げます。遺産分割協議や法的手続きがスムーズに進むためにも、遺産目録を作成しておいたほうがいいでしょう。

遺産分割協議を行う

現金が見つかった場合、相続人全員で遺産分割協議を行う必要があります。遺産分割協議とは、相続人全員が集まり、遺産の分配方法について話し合うことです。協議の結果は遺産分割協議書にまとめ、記録に残します。協議の際には公平性を保ち、全員が納得できるように進めることが重要です。

相続税を支払う

現金を含む遺産が基礎控除額を超える場合、相続税の申告と支払いが必要です。現金の額を把握したら、ほかの遺産と合わせて相続税の計算をし、必要に応じて申告期限内に手続きを進めます。相続税の計算は次のように行います。

基礎控除=3,000万円+600万円×法定相続人の数

例えば、相続人が4人の場合、3,000万円+600万円×4で基礎控除が5,400万円です。この場合は、相続した金額が5,400万円を超えた分に相続税が課税されます。相続した金額が5,400万円を超えない場合は相続税の申告の必要はありません。

遺品整理で現金が見つかった際に起こるトラブル

遺品整理で現金が見つかった際に起こるのは、次のようなトラブルです。

  • 現金があることに気付かず処分する
  • 親族などが勝手に持って行く
  • 悪質業者による窃盗

現金があることに気付かず処分する

よくあるトラブルの1つは、遺品整理中に現金があることに気付かずに処分してしまうものです。特に古い本や衣類、家具を処分する際は、現金が隠されていないか注意深く確認しましょう

親族などが勝手に持って行く

遺品整理中に現金を発見すると、親族などが勝手に持ち去るケースがあります。後から現金の持ち去りが発覚した場合、大きなトラブルや不信感を生む原因となります

悪質業者による窃盗

遺品整理を依頼した業者が悪質な場合、現金を盗むことも考えられます。トラブルを避けるためには、信頼できる業者を選ぶことが重要です

トラブル防止策

トラブルを防止するためには、次の3つを意識して進めましょう。

  • エンディングノートを確認する
  • 作業を1人でやらない
  • 信頼できる業者を選ぶ

エンディングノートを確認する

遺品整理を始める前に、故人が残したエンディングノートを確認しましょう。エンディングノートには、遺産の所在や重要な財産に関する情報が記載されている場合があります。エンディングノートがある場合は、全ての相続人で内容を共有し、整理作業を始める前にしっかりと把握しましょう

作業を1人でやらない

遺品整理は、複数の人で行うほうがトラブルを防止できます。1人で作業をすると、現金を見逃したり、誤って処分したりといったリスクが高まります。家族や親族と協力して作業を進めることでミスを防ぎ、全員が納得できる形で遺品整理を行えるでしょう

信頼できる業者を選ぶ

遺品整理を業者に依頼する場合は、信頼できる業者を選ぶことが不可欠です。口コミや評判を確認し、資格や認可を持つ業者を選定しましょう。作業中はできる限り立ち会い、重要な遺品は事前に分けておくなどの対策も有効です

遺品整理で現金が見つかったときは適切に対処しましょう

遺品整理で現金が見つかったときには、遺産目録をつけて遺産分割協議を行うなど適切に対処することが大切です。トラブルを避けるためには、エンディングノートを事前に確認したり、複数で進めたりといった防止策をとりながら進めていきましょう。


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