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終活のメリット・デメリットは?始め方やスムーズに進めるコツまとめ

メリット・デメリット

人生の最期は、すべての人間に必ず訪れるもの。それならばより良い形で終わりを迎えるためにも、万全な準備をしておきたいですよね。そこで本記事では、終活を始めることのメリットとデメリットをそれぞれお伝えします。終活を始めるべきタイミングと、やるべきことも解りやすく紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:5分

終活とは

終活とは、いずれ誰もが迎える人生の最期と向き合う準備のことです。具体的には、身辺整理や葬儀・お墓の準備、エンディングノートや遺言状の作成などが含まれます。

終活と聞くとどうしても「死」をイメージするため、ネガティブな印象を受ける方もいるかもしれませんが、実際のところは残された時間をより豊かに過ごすためのものです。また、万が一があった場合に、残された家族が困らないようにしたいという思いから、終活を始める方も増えています。

終活を始めるメリット

ここからは、終活を始めることのメリットをお伝えします。

残された人生が充実する

人は誰しも、死後のことを考えて不安になることがあるものです。しかし、万が一の際の心配事を減らすことができれば、気持ちにゆとりを持って残りの時間を過ごせるでしょう。

気持ちの整理ができる

終活を行うことは、自分のこれまでの人生を振り返ることにもつながります。周りの人への気持ちや本当に大切なものを再確認することで、今後の人生に必要なものが見えてくるでしょう。また、自分の死と向き合い将来の不安を具体的にイメージすることは、決してマイナス面ばかりではありません。出てきた課題点を整理することで、対処法が見えてくるはずです。

家族の負担を減らせる

人が亡くなると、残された家族は悲しみに暮れる暇もないほどに、さまざまな判断をしなければならないものです。葬儀やお墓、相続のことを考えると、心身共に疲れてしまうことも少なくないでしょう。

しかし本人が、自分の死後についての希望や計画をしっかり共有しておくことで、家族の負担を軽減することができます。家族間で起き得る、遺産相続トラブルなどのリスクも減らすこともできるため、自分の意思は明確に示しておくことをおすすめします。

終活を行うデメリット

ここからは、終活を行うことのデメリットをお伝えします。

必要なものまで捨ててしまうことがある

生前整理を進めていくうちに勢いづいてしまい、必要なものまで処分してしまうことがあります。買い戻せるものであれば問題ありませんが、中にはお金を出しても購入できないものがあるものです。二度と手に入らないものや思い出の品などを手放す際には、周りの人に相談しながら慎重に判断しましょう。

詐欺に引っかかってしまうことがある

近年では、終活が広く認知されてきたことに伴い、詐欺のような手口を用いる終活関連サービスが増えてきています。例えば「格安で葬儀を行える」などの売り文句で契約させ、死後には高額な費用を遺族に請求するという手法が代表的です。

遺族がかえって迷惑を被ることにもなりかねないため、サービスの契約は慎重に進める必要があります。正しく判断できるか不安な場合は、専門家と相談をした上で決定しましょう。

死を意識する

終活を行うと、自然に自分の死をイメージすることになります。長生きしたいと考えている方にとっては、終活に取り組む時間が不安を感じるものになるかもしれません。しかし終活は、人生の最期と余生をより良いものにするための活動です。終活自体がストレスになってしまっては元も子もないため、ネガティブな気持ちになってしまう場合は、信頼できる人や専門家に相談しながら進めましょう。

終活の初めにやることノートと虫眼鏡とスマホと電卓

ここからは、終活を始める際にやるべきことをお伝えします。何から始めて良いかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。

自分の財産を把握する

まずは、自分がどれだけの財産をどこに所有しているかを把握してください。財産を一度整理することで、今後の人生のマネープランを立てることができます。また、家族が遺産を相続することになった際にも、財産の全体像を把握しやすく、スムーズに進められることは大きなメリットです。財産は、プラスのものだけでなく、未払い金や借金などのマイナス財産についても整理しておきましょう。

医療や介護の希望について考える

病気や怪我などが理由で、自分の意思を伝えられなくなることがあります。そのような場合に備えて、医療や介護の希望についてしっかりと考えておきましょう。苦痛を感じることなく最期を迎えたいか、延命治療を希望するかなどの意思をはっきりと表示しておくことで、家族が判断しなければならない機会や心理的な負担が軽減されます。

家族に直接伝える方法の他には、エンディングノートに書き残しておくのもおすすめです。考え方が変わった場合には、その都度書き換えておきましょう。

保険の見直しを行う

自分で保険に加入している方は、契約内容を見直してみてください。自分に合った保険に加入することで、無駄な出費を減らすこともできるため、早めに取り掛かるのがおすすめです。葬儀費用に不安がある場合にも、加入している保険の種類によっては保険金でカバーすることができます。さまざまなケースを想定して、必要な保障が受けられるかどうかをしっかり確認しましょう。

身辺整理を行う

終活を始める際には、断捨離を行い不要なものを手放しましょう。自分の死後に遺族が片付けをするとなると、心身ともに大きな負担をかけてしまうものです。できるだけものを減らし、本当に必要なもののみで生活できるよう心がけてみてください。

そうすることで、自分にとって本当に大切な物がわかるため、価値観を見直すきっかけにもなります。生前整理を行う際は、物だけでなく人間関係やデジタルデータなども整理しておきましょう。

遺言書やエンディングノートを作成する

家族に伝えたいことがある場合は、遺言書やエンディングノートを作成しましょう。これらの最も大きな違いは、エンディングノートには法的な効力がありませんが、遺言書にはあるという点です。エンディングノートのメリットは、形式にとらわれず、自由にメッセージや伝えたいことを書き残せることです。

財産についてはもちろん、デジタルデータに関するIDやパスワード、解約してほしいサブスクリプションサービス、友人や知人のリスト、大切な人へのメッセージなどを残しておきましょう。

法律に則った方法で資産を分与したいと考える場合には、遺言書を作成してください。遺言書の効力は強いため、遺産分割協議の結果よりも優先されます。

葬儀や墓の準備をする

通常、葬儀や墓の準備は、亡くなった後に周りの人が行うものです。葬儀や墓に関してこだわりや希望のある方や、遺族にできるだけ迷惑をかけたくないとお考えの方は、葬儀や墓の準備を自分自身で進めておきましょう。ただし、トラブルを防ぐためにも、全てを自分の独断で決めるのではなく、家族と話し合いながら準備を進めることが大切です。

相続税対策について考えておく

相続税が発生することが予想される場合は、残された人のためにも対策を講じておきましょう。相続税が発生しそうな場合は、税理士等に相談すると安心です。生前贈与や生命保険の加入、不動産の購入など、さまざまなアイデアを提案してもらえます。残された家族の暮らしを守るためにも、しっかり検討しておいてください。

終活を始めるべきタイミング

終活を始めるべきタイミングに、早すぎるということはありません。年齢だけでなく、健康状態や家族構成の変化に伴い、終活を始める人も多いものです。終活に早めに取り掛かると、体力や気力が十分な時期に作業を進めることができます。早めに済ませられると心の余裕にもつながるため、よりゆとりのある余生を送れるでしょう。

また、終活を先延ばしにしていると、突然の事故や病によって、十分な終活を行えなくなるリスクも考えられます。終活に興味が湧いたら、まずは身辺整理などの気軽にできることから始めてみるのもおすすめです。

終活を始めておけば余生も安心!

いかがでしたか?終活を始めることのメリットとデメリットをそれぞれお伝えしました。終活を行うと、自分の気持ちを整理できたり、残された家族の負担を減らせたりするなどのメリットがあります。しかしその一方で、終活を進めているうちに不安になってしまう方も少なくありません。終活は、家族や同じ境遇の仲間、専門家などとよく相談しながら、穏やかな気持ちで進めてください。

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