終活でのクレジットカードの整理方法は？やるべきことや注意点まとめ

終活でやっておきたいことの1つに、クレジットカードの整理が挙げられます。「遺された家族に負担をかけないように、持っているカードをきちんと整理しておきたい」と考えても、何をしていいかよく分からないという方も多いのではないでしょうか？そこで本記事では、終活でのクレジットカードの整理方法を徹底解説します。お金の管理をきちんとしたいとお考えの方も、ぜひ最後までご覧ください。

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名義人が亡くなった後の請求は？

名義人が亡くなった場合、既に利用した分の未払い金は相続の対象となります。そのため、相続人が支払わなければなりませんが、クレジットカードの会員資格は一身専属のものとして扱われるため相続できません。

速やかにカード会社に連絡して、解約の手続きを行ってください。また、カードのポイントは原則として相続できませんが、契約内容によっては相続が認められているケースもあるので確認してみましょう。

生前にクレジットカードを整理するメリット

ここからは、生前にクレジットカード整理しておくことのメリットをお伝えします。

家族の負担を軽減できる

生前にクレジットカードを整理してなかった場合、家族に迷惑をかけることがあります。遺された家族は、どのようなカード使っていたかを調べたり、利用額を把握したりしなければなりません。

使用していないカードが複数あった場合でも、家族は見ただけでは判別できないため、明細を確認するまで不安になってしまうでしょう。生前にクレジットカードの情報をまとめておけば、家族の負担を軽減することができます。

不正利用被害に遭うリスクを下げられる

クレジットカードを利用している限り、スキミングなどの被害に遭うリスクが少なからず存在します。不正利用被害を最小限に留めるためには、カードの利用状況をこまめに確認することが大切です。自分の持っているクレジットカードの種類や枚数を確認し、不要なものは解約しておくことで、不正利用のリスクを軽減できます。

無駄な支出が減る

無駄な出費が気になる方や、いつの間にかカードでお金を使ってしまっているという方は、生前整理を兼ねて、一度カードを整理してみましょう。あれこれカードを持たず、必要最低限の枚数を持つことで収支を把握しやすくなり、無駄な支出を減らせます。

終活でクレジットカードを整理する方法

ここからは、終活でクレジットカードを整理する際の流れを紹介します。

カードの枚数を確認する

まずは、今使っているカードはもちろん、過去に使っていたクレジットカードも全て集め、枚数を確認します。財布の中や金庫、昔使っていたカードケースなども忘れずに見てください。また、現在使用している通帳をチェックして、見に覚えのない引き落とし履歴があれば、徹底的に調べましょう。

情報をまとめる

次に、それぞれのカードの利用目的をまとめ、残すカードと解約するカードに分けましょう。ホームセンターや家電量販店で分割払いをするために作ったカードは、できるだけ解約しましょう。その後使うことがなくても、年会費だけ引き落とされているケースは少なくありません。

利用していないカードは解約する

カード会社に連絡し、解約したい旨の連絡をします。インターネットや電話などの方法がありますが、ホームページを確認するか、クレジットカード裏面の連絡先に連絡してみてください。後は、カード会社の指示に従って手続きを進めましょう。

引き落とし口座をまとめる

使用しているカードの枚数が多い場合には、引き落とし先の口座をまとめましょう。お金の出入りを明確にするためにも、3枚以内にまとめるのが理想です。

家族に伝える

きちんと整理整頓していても、家族に伝わらなければ意味がありません。カードの情報等について、万が一のことがあった場合に家族に伝える方法を考えましょう。生前に、お金に関する情報を知られたくない場合は、エンディングノートを活用してみてください。

終活に取り組む際はクレジットカードも整理しよう！

本記事では、終活でのクレジットカードの整理方法を徹底解説しました。クレジットカードを整理しておけば、お金の出入りが分かりやすくなり、無駄遣い防止にもつながります。金銭管理のストレスも軽減されるため、興味のある方は、ぜひ一度クレジットカードについて見直してみてください。