知らない名前のお位牌は捨ててもいいの?
先日、さくらサービス東京へこんなご相談がありました。
「仏壇の中を整理していたら、知らない名前のお位牌がたくさん出てきたんです。両親もすでに他界していて、誰なのか確認できません。正直、処分したいと思っているのですが、勝手に捨ててしまってもいいものなのでしょうか?」
ご相談くださったのは、東京都内にお住まいの50代女性。実家を整理中に仏壇と位牌を引き継いだものの、その中にはまったく知らないご先祖様のお名前が記された位牌が複数あったそうです。
こうしたお悩みは、現代のご家庭では決して珍しいことではありません。
この記事では、「知らない名前のお位牌を処分してもいいのか?」「自分で処分する場合の方法」そして「処分が難しいと感じたときの対処法」まで、わかりやすくご案内いたします。
そもそも「位牌」とは?意味や役割を知っていますか?
位牌(いはい)とは、亡くなった方の戒名や俗名、没年月日などが記され、魂が宿るとされる供養の対象です。ご自宅の仏壇やお寺に安置され、故人を偲ぶ場として大切に扱われてきました。
しかし、核家族化や宗教観の変化により、最近では「位牌を見たことはあるけれど、意味までは知らない」「引き継いだけれど、どう扱えばいいかわからない」という方が増えています。
特に、複数世代にわたって仏壇が継承されてきた家庭では、何代も前のご先祖様の位牌がそのまま残されていることも多く、「誰のものか分からない」「家族に聞ける人もいない」というケースも少なくありません。
仏壇の中から自分の家とは異なる、知らない苗字の位牌が出てくることには、いくつかの理由が考えられます。以下のようなケースが代表的です:
1. 婚姻や養子縁組による家系のつながり
- 先祖の誰かが婿養子・嫁入り・再婚などで家に入ってきた場合、血縁はあるけれど苗字が異なる位牌が残されていることがあります。
- 例:母方の祖父母の位牌が、婿入りした家に受け継がれている など。
2. 他家の位牌を預かっている
- 事情があって他人の位牌を一時的または永続的に預かっていることがあります。
- たとえば、親戚の家が無住になった、仏壇を処分したなどで、引き取り手のない位牌を一族の誰かが引き取るケース。
- 特に、地方ではこのような“無縁化を避ける”ための配慮がよく見られます。
3. 宗教的な・地域的な慣習
- 地域や宗派によっては、同じ仏壇に他家の位牌を合祀する風習もあります。
- 例:あるお寺の檀家として位牌を集める風習がある場合。
4. 以前の住人の仏壇をそのまま使用している場合
- 仏壇ごと引き継いだ住宅で、そのまま位牌も中に残っていた可能性があります。
- その家の“家付きの仏壇”として、以前の持ち主の位牌が混在していることがあります。
知らない名前のお位牌は捨てていいの?
結論からお伝えすると、「ゴミとして捨てる」のはおすすめできません。
位牌はあくまでも“故人の魂が宿るもの”として考えられており、たとえ誰のものかわからない場合であっても、乱雑に扱うことは多くの方にとって心理的な抵抗があるでしょう。
法律的に「捨ててはいけない」という明確な決まりはありませんが、地域によっては不燃ごみとして扱えない自治体もありますし、ご近所の目も気になるところです。
また、ご自身やご家族の気持ちの上でも、「しっかりと供養した上で手放したい」という想いがある方も多いはずです。
自分で処分したい場合、どのようにすればいい?
ご自身で位牌を処分する場合、基本的には「お寺でお焚き上げしてもらう」のが一般的です。以下の手順を参考にしてください。
- 菩提寺に相談する
ご先祖代々のお墓があるお寺があれば、まずはそちらに連絡し、位牌のお焚き上げが可能かを確認しましょう。費用の相場は3,000円~10,000円程度です。 - 近隣のお寺に依頼する
菩提寺がない場合は、近くのお寺でも対応してくれることがあります。宗派が異なっていても、引き受けてくれることが多いです。 - 神社や供養専門業者に依頼する
最近では、宗教にこだわらず供養やお焚き上げを代行してくれるサービスもあります。インターネットから申し込みできるところもあり、手軽に利用できます。
ただし、こうした手配やお寺とのやりとりが億劫に感じる方もいらっしゃいます。また、「どこに頼めばいいかわからない」「送っていいものなの?」という疑問が出てくることも。
処分が難しいと感じたら、私たちにご相談ください
知らない名前の位牌を前にして、「処分したいけれど、なんとなく怖い」「失礼にあたらないようにしたい」とお悩みの方は、ぜひさくらサービス東京にご相談ください。
当社では、仏壇・位牌の回収から、提携寺院による丁寧なお焚き上げ供養まで一括対応しております。
以下のような特徴があります。
- ご依頼は電話・メールで簡単
- 全国対応(宅配便での送付可能)
- 住職による丁寧な閉眼供養(魂抜きの儀式)とお焚き上げ供養の実施
- 供養完了後には供養完了のお知らせ通知を郵送
- 供養の様子は、自分の位牌や仏壇が供養されている様子が後で写真で確認できる仕組み
特に、お寺に足を運べない方、たくさんあって早く供養を行いたい方、面倒なことはできないが丁寧な供養を希望される方からご好評をいただいております。
まとめ:心残りを「安心」に変えるお手伝いをします
知らない名前の位牌をどう扱うべきかは、多くの方にとって心を悩ませる問題です。けれど、大切なのは「気持ちに区切りをつけられること」ではないでしょうか。
さくらサービス東京では、「郵送するだけで魂を救う方法があります」というキャッチコピーで、そうしたお客様の“心の整理”をお手伝いしたいと考えています。
「誰の位牌かわからないけど、放置するのも気がかり」
「仏壇ごと片づけたいけど、どこから手をつければいいか分からない」
そんな時は、どうぞお気軽にご依頼ください。
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