生前整理で重要なデジタル遺品とは?整理するときの注意点3つを解説 | さくらサービス

お役立ち情報

終活について ブログ

生前整理で重要なデジタル遺品とは?整理するときの注意点3つを解説

パソコンやスマホのデジタル遺品

デジタル遺品とは、生活に欠かせないスマートフォンやパソコンに蓄積されたデータのことです。本人が亡くなった後も、写真や動画はそのまま保存されているため、デジタルデータとしての遺品が残ります。その他、定額サービスの契約内容や個人情報なども含まれているので、事前にデータの整理や情報をまとめておくことが重要です。

この記事では、生前整理で重要となるデジタル遺品について、詳しく解説します。

この記事を読むための時間:3分

デジタル遺品とは?

デジタル遺品は、主に以下の種類に分けられます。

  • スマホやパソコンの端末にあるデータ
  • 定額サービスサイトなどの契約情報
  • ネット銀行や証券口座の情報

それぞれ詳しく解説します。

スマホやパソコンの端末にあるデータ

デジタル遺品として重要なのが、スマートフォンやパソコンに保存されている個人データです。主に、写真や動画が残されていますが、連絡先や日記、重要なドキュメントなども含まれます。適切に整理しなければ、個人のプライバシーや遺族の財産管理にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

定額サービスサイトなどの契約情報

多くの人が利用している定額サービスサイトには、契約情報や支払い履歴が記録されています。通販や配信動画サイトなど、定額で支払っている情報を遺族が認識していないと、無駄な引き落としが続くことになってしまうのです。生前整理の一環として、契約内容を再確認し、不要なサービスは解約手続きや支払い方法の変更をおすすめします。

ネット銀行や証券口座の情報

デジタル遺品には、ネット銀行や証券口座のログイン情報も含まれます。情報が漏洩した場合、不正アクセスや金銭的な被害を受けるリスクが非常に高いです。遺族が情報を適切に管理することで、セキュリティリスクを最小限に抑えることができます。

デジタル遺品を生前整理する際の注意点

デジタル遺品を整理する際は、以下のポイントに注意しましょう。

  • 契約サービスの情報は一覧にまとめる
  • 残したい写真や動画は物理的に残す
  • データを全て消去してから端末を処分する

それぞれ詳しく解説します。

契約サービスの情報は一覧にまとめる

生前整理の一環として、利用している定額サービスやネット銀行などの契約内容を、一覧にまとめることが重要となります。契約情報の他、クレジットカードや口座の支払い状況や更新日なども含め、わかりやすい形で記録しましょう。

最低限の情報として「契約中のサービス名」「アカウントのID」「パスワード」「登録したメールアドレス」といった内容を、エンディングノートなどに残しておくと、解約するときにも大変便利です。登録情報を調べるときは、契約サイトのマイページから簡単に確認できます。

残したい写真や動画は物理的に残す

大切な写真や動画はデジタルデータだけでなく、物理的な形でも保存することを検討しましょう。USBメモリや外付けハードディスクに保存しておくと、データが消失した場合でも心配ありません。また、家族が残したい写真を厳選し、印刷してフォトアルバムに残すことも1つの方法です。

データを全て消去してから端末を処分する

デジタル機器を処分する際は、データを完全に消去することが必須です。個人情報が含まれるデータは、設定画面から初期化したり、専門の消去ソフトを使用したりして徹底的に削除しましょう。特に、中古販売として処分する場合は、買い取った人に情報漏洩するリスクがあるため注意が必要です。

また、データを初期化しても、契約中の定額サービスなどはそのまま継続します。端末を処分する前に、支払いが続いているサービスがないか、十分に確認してください。

デジタル遺品を生前整理してトラブルを防ごう

デジタル遺品は物理的な遺品と同様、適切に整理する必要があります。大切な写真や動画は、定期的に断捨離を行い、必要であれば手に残る形にするのがおすすめです。個人情報を含むデータは、ノートに一覧で書き出しておくと、いざというときに役に立ちます。未来のトラブルを避けるためにも、円滑なデジタル遺品の生前整理を実践しましょう。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2024 さくらサービス All rights Reserved.

CLOSE