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形見はどんなもの?遺品と形見の違いと形見分けする際の3つの注意点

形見の品

形見とは、故人の思い出が込められた特別な品です。遺品と形見には微妙な違いがあり、形見分けの際はその違いを理解しておくことが大切です。本記事では、形見と遺品の違いについて詳しく解説し、形見分けをする際の3つの注意点を紹介します。形見分けをする際は、本記事を参考にスムーズに進めてください。

この記事を読むための時間:3分

遺品とは

遺品とは、故人が生前に所有していた全ての物品のことです。家具や衣類などの日用品から、手紙や写真などの個人的な品々まで、広範囲にわたります。また、現金や高価なものなどは遺産とされます。

形見とは

形見とは、故人が生前に特に大切にしていた物品や、故人を強く思い出させる品物のことです。遺族や親しい友人にとっては、故人や思い出と密接に結びついているため、非常に価値のあるものとされます。形見とされるものは、愛用していた時計や宝石、手紙など故人が普段よく使っていたものや思い入れのあるものです。

遺品整理と形見分けの違い

遺品整理と形見分けは、故人が残した物品に関する手続きですが、その目的と方法には大きな違いがあります。遺品整理は、故人が残した全ての物品を整理し、不要なものを処分する作業です。これは、住居の整理といった実務的な側面が強く、専門業者に依頼することもあります。

一方、形見分けは故人の思い入れが深い特別な品物を選び、遺族や親しい友人に分け与える行為です。形見分けは、故人の思いを引き継ぎ、残された人々が心の中で故人を大切に思い続けるための、儀式的な側面があります。遺品整理が実務的な整理であるのに対し、形見分けは感情的なつながりを大切にする行為といえます

形見分けする際の注意点

形見分けするときには、次の3つに注意しましょう。

  • 形見分けのタイミング
  • 形見分けの品
  • 故人や受け取る側の意思

形見分けのタイミング

形見分けのタイミングは、明確には決められていませんが、一般的には忌明けの法要が終わってから行われます。仏式の場合は四十九日法要、神式は三十日際や五十日祭の後となります。法要の際は、遺族や友人が集まりやすく、故人の思い出を共有する場としても最適です。また、故人が亡くなってから少し時間が空いていることで、冷静に品物の価値や適切な受け取り手を判断できます。

形見分けの品

形見分けの品は、故人が大切にしていたものや、その人を象徴する物品を選ぶことが一般的です。時計やアクセサリー、手紙、写真など、故人の思い出が詰まった品物が適しています。選定の際には、故人がどのような物に愛着を持っていたかなどを考えて選ぶようにしましょう。

ただし、壊れやすいものや、管理が難しいものは形見としてふさわしくありません。傷みのひどい衣類や用途不明のもの、生き物は避けましょう。形見にする場合は品物の状態も考慮し、丁寧に扱うことが大切です。

また、品物によっては相続税がかかる場合があります。ほかの財産と合わせた金額が基礎控除を超える場合、相続税が発生するので注意が必要です。形見を選ぶ際は、資産価値も考慮したほうが賢明でしょう。

故人や受け取る側の意思

形見分けでは、故人の遺志や受け取る側の意思を尊重しましょう。故人が遺言やメモで形見分けの希望を残している場合、その指示に従うことが基本です。また、受け取る側の感情や希望も大切にし、無理に押し付けないようにしましょう。形見を受け取る人がその品物を喜び、故人を偲べるよう配慮することが大切です。

形見分けをスムーズに進めていきましょう

形見分けは、亡くなった人の遺品を親しい人々や家族で分け合う大切なものです。形見分けを行う際は、形見に適したものを選び、受け取る人たちの思いも大切にして進めましょう。


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