仏壇を引っ越しする方法は?移動させる時の注意点も合わせて解説
仏壇の引っ越しをする際には、家具とは異なった対応が必要です。しかし、どのような対応をすれば良いのかわからない方もいるでしょう。この記事では、仏壇を引っ越しする方法について解説します。移動させる時の注意点も合わせて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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仏壇を引っ越しする方法
仏壇を引っ越しする方法は、以下の3つです。
- 仏壇店に依頼する
- 引っ越し業者に依頼する
- 自分で移動させる
仏壇店に依頼する
仏壇店には、仏壇の取り扱いに慣れた専門スタッフがいるため、安全かつ丁寧に仏壇を移動させられます。梱包から設置まで全ての作業を行ってもらえる場合もあるため、慣れていない方にもおすすめです。また店によっては、仏壇の移動に伴う閉眼供養や、移動先での開眼供養を併せて依頼できる場合もあります。
ただし、引っ越し業者と別に依頼しなければならず、当日引っ越し業者と被ってバタバタするおそれもあるため注意しましょう。
引っ越し業者に依頼する
仏壇の引っ越しを、一般の引っ越し業者に依頼することも可能です。他の家具と一緒に搬出できるため、スムーズに作業が進みます。ただし仏壇は宗教的な意味合いが強く、取り扱いには慎重さが求められるため、事前に業者に相談し、運搬経験があるか確認することが重要です。慣れていない業者の場合、梱包や運搬が不適切で、傷つくおそれもあるため注意しましょう。
自分で移動させる
店や業者に頼らず、自分で車に積んで移動させる方法もあります。その場合、依頼の費用がかからないため、コストを削減できます。ただし仏壇は大きくて重いので、自分で移動させる場合は特に注意が必要です。無理な運搬は、怪我や仏壇の破損につながるおそれがあります。
また仏壇の運搬時には、仏具を全て外に出し、移動中に中で物が動かないようにします。仏具は個別で新聞紙を使って包み、ダンボールに梱包しましょう。仏壇の中が空になったら、中を軽く掃除し、引き出しや扉が開かないように梱包します。梱包が済んだら、2人以上で慎重に運搬します。運搬経路や、通路・ドアの幅を事前に測り、スムーズに通れるか確認することが大切です。
仏壇を移動させる時の注意点
仏壇を移動させる時の注意点は、以下の4つです。
- 事前に仏壇を設置する場所を調べておく
- 宗派に適した供養を行う
- 緩衝材でしっかり包んで静かに運ぶ
- 縦向きでしっかりと固定して運ぶ
事前に仏壇を設置する場所を調べておく
仏壇を移動させる際には、新しい設置場所を事前に調べておくことが重要です。仏壇は祈りの場となるため、静かで落ち着いた場所に設置することが理想です。部屋の配置やスペースを確認し、仏壇が適切に収まるかどうかを確認しましょう。また、仏壇を設置する場所は、家族が集まりやすいリビングや、静かな仏間が適しています。事前に設置場所を決めておくことで、移動後の設置がスムーズに進みます。
宗派に適した供養を行う
仏壇を移動させる前に、閉眼供養を行います。移動後には開眼供養を行い、新しい場所に仏壇の魂を迎え入れます。宗派によって供養の必要性や儀式の手順が異なるため、自分の宗派の供養方法を確認し、適切に行うことが重要です。供養が必要な場合は、お寺の僧侶に依頼し、スケジュールを調整しておきましょう。
緩衝材でしっかり包んで静かに運ぶ
仏壇は非常に繊細で壊れやすいため、移動時には緩衝材でしっかりと包むことが大切です。多めの緩衝材を使って仏壇を包み、運搬中の衝撃から保護します。また、仏壇の内部にある位牌や仏像などの大切なものは外に出し、それぞれ緩衝材で包んで、仏壇とは別に運搬しましょう。
縦向きでしっかりと固定して運ぶ
仏壇を車で運ぶ際には、必ず縦向きでしっかりと固定して運びます。固定用のベルトやストラップを使用し、安全に運搬できるように準備しましょう。特に階段や段差のある場所を通る際には、十分な注意を払い、仏壇が揺れないように慎重に運ぶことが大切です。
適切な方法で安全に仏壇を引っ越しさせよう
仏壇を引っ越しする時には、仏壇店に依頼したり引っ越し業者に依頼したりすると、スムーズに移動できます。費用を抑えたい場合は、自分でするとガソリン代や梱包材代のみで引っ越しが可能です。自分に適した方法を選択し、安全に仏壇を引っ越しさせましょう。