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仏壇の閉眼供養とは?依頼先やお布施についても合わせて解説

仏壇とろうそく

仏壇の管理が難しくて処分する際には、閉眼供養が必要です。しかし、どのようなものかイメージできない方もいるでしょう。この記事では、仏壇の閉眼供養とは何かについて解説します。依頼先やお布施についても合わせて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読むための時間:3分

仏壇の閉眼供養とは

仏壇は購入や設置した際に、魂を入れる開眼供養を行っているのが一般的です。ご本尊に魂が入っている状態であるため、そのまま処分するのは失礼にあたります。そのため閉眼供養を行って魂を抜き、仏壇をただの物の状態に戻すことが必要です。ただの物に戻った状態であれば、仏壇を処分したり移動させたりしても問題ありません。正式な手順を踏むことで、敬意の気持ちを表せます。

仏壇の閉眼供養を行う方法

仏壇の閉眼供養を行う方法は、以下の3つです。

  • 菩提寺に依頼する
  • 仏具店に依頼する
  • 業者に依頼する

菩提寺に依頼する

仏壇の閉眼供養は、菩提寺に依頼することが一般的です。菩提寺とは、先祖代々のお墓があるお寺や、家族が信仰しているお寺のことを指します。まずは菩提寺に連絡し、閉眼供養の希望を伝えましょう。僧侶に日時を調整してもらい、自宅での供養を依頼します。菩提寺の僧侶は仏教儀式に精通しているため、適切な手順で閉眼供養を執り行ってくれます。

仏具店に依頼する

仏壇の閉眼供養は、仏具店に依頼することも可能です。多くの仏具店では、仏壇の購入だけでなく、供養や修理などのサービスも提供しています。仏具店に閉眼供養を依頼する際は、まず近くの店に問い合わせて、供養の可否と詳細を確認しましょう。仏具店のスタッフは仏教儀式に関する知識を持っているため、適切な対応をしてくれます。

また、仏具店を通じて僧侶を手配してもらうことも可能なので、閉眼供養に必要な手続きや費用を事前に確認しておくと安心です。

業者に依頼する

近年、仏壇や仏具の供養・処分を専門に行う業者が増えています。専門の業者に依頼することで、迅速かつ丁寧な供養を受けられるでしょう。業者に依頼する際は、インターネットや電話で問い合わせ、サービス内容や費用を確認することが大切です。業者によっては、出張サービスや郵送でも受付を行っている場合もあります。口コミや評判をチェックして、信頼できる業者を選ぶと、安心して任せられるでしょう。

仏壇処分のお布施

仏壇処分を依頼する場合は、お布施を渡す必要があります。閉眼供養を依頼する時のお布施は、地域や宗派によっても異なりますが、1万円~3万円が相場です。僧侶が車で来る場合は、距離にもよりますが、5千円~1万円をお車代として別に包むことが一般的です。

どれくらい包むか悩む場合は、直接お寺に問い合わせて確認すると良いでしょう。僧侶によっては具体的な金額ではなく「お気持ちで」と返答することもあります。その場合は、無理のない範囲で用意すれば問題ありません。ただし、4の数字は「死」を連想させるため、金額に含めない方が良いです。

浄土真宗は遷仏法要を行う

浄土真宗の場合は、他の宗派と教えが異なるため注意が必要です。浄土真宗の教えでは、亡くなった方は極楽浄土で仏様になると考えられています。そのため、仏壇に魂が宿るという考えはありません。

仏壇に魂が宿らないので、開眼供養も閉眼供養も行われないのが一般的です。代わりに、遷仏法要と呼ばれるご本尊を移動させる儀式を行います。自分の宗派に合わせて適切な儀式を行い、故人やご先祖様に敬意を示すことが大切です。

閉眼供養を行って仏壇を処分しよう

仏壇を処分する際には、閉眼供養を行う必要があります。仏壇供養専門の業者であれば、安心して任せられるためおすすめです。適切な手順を踏んで処分することで、故人やご先祖様への敬意を示しましょう。


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